『売らない店舗』について考える②
前回「『売らない店舗』について考える」を投稿した。
で、続き。
初めて『売らない店舗』の話を聞いた時、
「わー!かっこいい!!」と思った(単純・笑)。
そして、次に
「そういえば『売らない店舗』、今までも沢山ありましたけど・・・?」となった。
(例:スタッフからお客様を歓迎する気持ちを感じられず、
商品をレジまで持っていくまで反応が無いなど)
では、これからの『売らない店舗』とは、どういう店舗なのか?
一番イメージしやすいのは
家電量販店ではないかと思う。
お客様の動き↓
① まずECサイトで欲しい商品を検索する
② スペック・口コミなどを確認し、商品にあたりをつけ候補を決める
③ リアル店舗に見に行き、体験する
④ 購入する(リアル店 or 再度WEBで検索し、最安値で購入等)
家電量販店は決して『売らない店舗』ではないけれど、
お客様の買い方が先行してそうなってしまったように思う。
オンラインがメインの売場となり、
リアル店舗はそれを体験する場所になる。
販売側の私たちからすると、
店舗で売らないことが容認されても、
お客様が自社に利益を落としてもらえるどこかで
商品を購入していただかないと商売そのものが成立しない。
今までは、店舗でお求めいただいていたために、
接客 ⇒ 売上化(利益化)が目に見えていたわけだけれど、
これからはそれができない可能性が増えていく。
つまり、ますます「接客」のクオリティが問われる時代になった
のではないかと思っている。
・商品知識の豊富さ、正確さ
・「お客様本位」の姿勢・関わり方・コミュニケーション
「売らない店舗」は、
「売らない」けれど「売る」という
より高度な接客サービスの追求のスタートだと思うこの頃である。